子どものための『古事記』 かみさまのおはなし
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児童向けの古事記の本を見つけて、即買いしてしまいました。
美智子さまが天皇陛下に読み聞かせた子どものための『古事記』が復刊。
原作:藤田ミツ、復刻提案:渡邉みどり、構成:高木香織
定価:1,800円(税別)
古事記は、上つ巻、中つ巻、下つ巻の3巻より構成されておりますが、こちらの児童書は、上つ巻の「神武天皇」が即位されるところまでのお話が掲載されています。
それでも、総数227頁とかなりのボリュームです。
子どもが飽きないよう挿絵も多く、情景が浮かぶようなテンポのよい物語の展開となっていますので、とても読みやすかったです。
また、みなさんがご存知の昔話の元となる物語が多く掲載されております。
児童書向けですので、各物語の詳細が割愛されている部分も多く、若干の物足りなさを感じますが、そこは、仕方ありませんね。
しかし、日本の国の成り立ちを知るためには、とてもよい本だと思います。
はじめから神話だと敬遠せず、子供だけではなく、大人の方にも一読していただきたい本だと思いました。